小野田坂道はツールを目指す 第13回 ワールド・ツアーに参戦
2019年 03月 14日
坂道が単独エース指定ですね。
下の2人は逃げ指示です。
ステージ構成は以下の通り。
1:丘陵
2:丘陵
3:丘陵
4:山岳(登りゴール)
5:丘陵
6:平坦
7:丘陵
今までのステージ・レースと異なり、平坦ステージが1つしかありませんね。
山岳ステージは得意の登りゴールですが、ここでタイム差を付けたとしても、他の丘陵ステージでタイムを失っては台無しです。
3月23日 第1ステージ
前にも書きましたが断面図の高低と距離の比率は一律ではありません。丘陵コースなので、山岳コースほどの高低差はなく、比較的なだらかなのです。
もしもこれが山岳コースで同じ断面図ならば、高低差はもっとはげしく、簡単に越えることが出来ない坂の斜度でしょう。
坂道の調子が「+4」で確定、これはいいところまでいけるかもしれません。
こうなるとスプリントが苦手な坂道にはややつらい。
脚を残してそのまま流れ込みますが、最後にスプリントに参加。
しかし先頭のスプリンター2人には差を付けられました。
1位のマーク・カベンディッシュと2位のマイケル・マシューズは現代最高のスプリンター達。あっという間に置いて行かれるのも当然というもの。
このようなスプリント勝負の場合、中央下のボックスでは先頭2人とメイン集団は別の集団に別れてしまっていますが、集団ゴール扱いでタイム差が付きません。
この画面では分かりませんが、25歳以下の新人賞部門では1位でした。
同じくこの級のレースでの5位以内で40点。この級では10位まで経験点が貰えました。30点。合計で110点の大量獲得です。
3月24日 第2ステージ
うまくアタックできれば上位に入れるかもしれません。
そのため、直線であっという間に息切れ。
4位の選手は現在最強の選手の1人、ツール・ド・フランス総合優勝4回のクリス・フルームですね。5位がヴァルヴェルデ師匠。これはどうもとんでもないメンバーに囲まれてしまっているようです。
3月25日 第3ステージ
後半に大きめのアップダウンがある丘陵コースです。
降ったところがゴールならば丘でアタックをかけて降りをそのまま休息に使わずアタック継続という手もあるのですが、その後の平坦な市街地でゴールですから、これは流れ込むしかありません。
ジャージを着ていれば、かならず前列からスタートできます。
メイン集団は逃げ集団をハイペースで捉まえにかかったので、坂道も黄色スタミナ(有酸素)を結構使ってしまっています。
しかもこれ以上のスタミナ消費を嫌い運動係数を65にしていたので、いつの間にか集団の中段に。これはまずいですね。運動係数を75に上げて集団の前方に出ないとなりません。
脚が残っていない上に丘陵(HIL)能力はこのメンバーでは平凡な坂道が追いかける謂われはありませんね。他の有力選手が仕掛けたら、それに乗って上位で流れ込まないと。
とにかく流れ込むならば、最後は運動係数をある程度上げる必要があります。しかし勝利を狙うならば、これはなしくずしに脚を使ってしまう場合が多いので、ある程度自分のペースを守らなければなりません。
先頭集団から遅れても、追走しようという選手がいる場合が多いので、その選手に前に連れて行ってもらうことが出来るかもしれないからです。
しかし、そうでない場合、とにかくタイム差がつかないようにしたい場合は、先頭集団にくらいつくしかありません。ゴール前で勝負するスタミナが無くなっても、最後は後ろに付いて流れ込めば構わないのです。とにかくゴール前まで連れて行ってくれれば、その集団の最後尾でゴールでも構わないのです。
今日の勝者は昨日までの上位陣と異なるので、総合タイム差が離れませんでした。
3月26日 第4ステージ
2つの1級山岳を越えて、超級山岳が終盤に待っています。
そして最後もかなりきつい登りゴールですね。
当代随一のクライマーでもあるクリス・フルームもいるので、坂道の調子が普通以上でないと勝利は厳しいでしょうね。
逃げ集団は4人ですが、1人が山岳で脱落。やがて集団に吸収されます。
2つ目の1級山岳の中腹。逃げ集団からさらに遅れた1人が吸収される瞬間ですね。
前に逃げている2人が見えます。
この前方の峠を越えていきます。
坂道の調子は暫定で「+3」、これは勝負できるかもしれません。
ここから一度、降りになります。その次の登りが勝負。
これに集団の有力選手達が反応。
このアタックに付いていけないと、多分勝利はありません。なぜならば、この超級山岳を降った後、最後の登りゴールまでの間にやや平坦な場所があるからです。ここを乗り切るためには、平地(FLA)能力が低い坂道は誰かに連れて行ってもらわなければならないのですが、有力選手達がみんなこのアタックに乗って行く以上、この人達に連れて行ってもらえない限り、勝負権はないのです。
降りに入って差が詰まりました。これは降りの間に吸収できそうです。
左下の断面図を見てください。黒い線が現在の坂道の居る場所です。そしてその左に広がっている影の部分が、選手たちが散らばっている範囲になります。現在坂道が先頭集団にいるので、影は左にしか広がっていませんが、前に逃げている選手がいる場合は右にも影が広がります。
つまり、一番遅れている選手はまだ超級山岳を登っている最中ということになります。
そこで、アタック開始。まずはアタックで少し差を付け、その後運動係数を85にして様子を見ます。
フルームは遅れました。山岳(MON)能力81のランダが2位。恐らくフルームが坂道を追いかけたのに対し、ランダがうまくその後ろに付いて体力を温存し、最後に抜けだしたのでしょう。
4位にフランス期待のピノー・ティボ、5位にはツール・ド・フランス総合優勝者の1人のニバリ。とんでもない相手に山岳で競り勝ちました。
3位以内なので50点。
レベル17も目前になりました。
モニュメント(クラシック・レースのうち特に格式の高い5レース)とツール・ド・フランス以外のグラン・ツールが2つです。
モニュメント・レースが4つしか開放されていませんが、なぜかジロ・ディ・ロンバルディアはクラスIIIの段階で開放されています。
これで、もしもチームが招待を受ければ、ジロ・ディタリアとブエルタ・ア・エスパーニャに参加できるんですが・・・。
一番確実なのは、今年の契約を一年にしているので、来年は最上級カテゴリーのワールド・ツアー・チームに加入することですね。
3月27日 第5ステージ
こういうコースは坂道には逃げにくいし勝ちにくい、厄介な丘陵コースです。
ひたすらなだらかに降って行きます。
やっと降り坂も終わりました。
これはあてになりませんね。
これはまずい。とにかく付いて行かなければなりませんが、前の選手が邪魔で一瞬遅れました。
その間にこの2人はアタック成功。他の選手も反応が遅れました。
3月28日 第6ステージ
平坦コースなので、断然、純粋スプリンターの3人が三ッ星です。
2秒のタイム差を縮めるためには、ボーナスタイムしかありません。各中間スプリントポイントを1位で通過すれば3秒のボーナスタイムです。
総合2位の坂道が逃げようとしたところで、メイン集団が容認するはずもありません。
勝負は最終ステージに持ち越してここはおとなしく集団ゴールを目指すことに。
このまま降り基調でゴールなのに、大丈夫なのでしょうか。
総合優勝を目指すにはタイム差がある総合中位以下の選手ばかりなので、総合勢が積極的に追いかけなかったのが原因でしょう。
総合上位には変動無し。
3月29日 第7ステージ
最初の登りスタートを利用してアタックして強引に最初の中間スプリント・ポイントを首位で通過、後に流れ込んで集団ゴールをすれば総合優勝を奪還できるはずです。
このままタイム差なしでゴールすれば、ワールド・ツアー初出場にして初ステージ勝利のみならず、総合優勝という偉業を成し遂げられます。
今度もヴァルヴェルデとランダが共謀してアタックされました。ステージ優勝はヴァルヴェルデ、ランダは3位に入ってボーナスタイム4秒を獲得して逆転。
坂道はこれに気付いて今度は素早く対応し、ゴールまで十分なスタミナを残して付いて行ったのですが・・・、スプリント勝負で負けました。
やはり最上級カテゴリーは甘くありません。それでもステージ1勝、総合2位と、もはやこのカテゴリーでも坂道が通用することが判明しました。
また、スタミナは+3と大幅に強化されました。全体的にまあまあですね。
次回は4月以降のレースです。
by Pro_Cyclist
| 2019-03-14 01:38
| 小野田坂道はツールを目指す